どんな歯やお口のけがでも対応いたします。
大学附属病院小児歯科外来での勤務経験を活かし、どのような歯やお口のけがでも対応いたします。
歯やお口をけがしたら、できるだけ早く処置をすることで、その後の症状を軽減・改善させることができます。
けがをしたら
1、まず落ち着いて、状況把握
どんなけがなのか、落ち着いて状況を確認しましょう。
歯よりも大事な頭部などの外傷がないか、確認して下さい。学校でのけがの時は、保健室の先生へ報告しましょう。
歯が抜けたら慌てずに歯を拾って、水道水では洗わずに学校なら歯の保存液に、保存液がなければ牛乳に漬けて持ってきてください。
2、歯医者さんへご連絡下さい。
できるだけ早く受診して下さい。
当院が開院してない時は、デンタルオフィス桜新町へ。後ほど、当院で引き継ぎます。
3、問診
受傷した時の状況を伺います。
けがの治療は、どのような場所で、どのような状況で受傷したかによって、治療法や経過の予測が変わってきます。
4、 エックス線写真の撮影
必要に応じて、エックス線写真を撮影いたします。
エックス線写真で、顎の骨折がないか、歯が折れていないか、折れている時はどこで折れているかなどを診査します。
5、 けがの治療
・歯が欠けていたら、歯の形に戻します。
・歯が欠けて、神経が見えていたら、神経(歯の根)の治療を行います。
・歯が揺れていたら、ワイヤーで固定します。
・歯が抜け落ちてしまったら、歯がある場合はできる限り洗浄して、基に戻します。
・歯がめり込んでしまったら、消毒をしてそのまま様子をみます。自然と元の位置に戻ることが多いですが、矯正で治す場合もあります。
残念ながら歯が粉々だったり、歯茎の奥まで割れたりしている場合は、歯を残すことは難しいかもしれません。
その時は、抜歯になることもあります。
ですがご安心ください!
抜歯になっても、小児用の入れ歯などもありますのでご相談ください。
歯茎や唇、舌などが切れてしまったら、場合によって糸で傷口を留めます。
重度の外傷や顎の骨の骨折などは、大学病院などへご紹介させて頂きます。
6、 お薬
外でけがをすることも多いので、感染防止のために抗生物質を処方いたします。
お薬のアレルギーがある方は、事前にお知らせください。うがい薬や軟膏なども、適宜処方いたします。
7、 外傷後の生活について
けがをしたばかりの場合は、食事がしづらかったり、歯磨きがしにくかったりします。
けがが落ち着くまでの生活のアドバイスを行います。
8、 経過観察
歯のけがは、遅れて症状が出ることがあります。
けがが落ち着いたと思っても、長期的な経過観察をおすすめいたします。
乳歯は永久歯がきちんと生えるまで経過観察し、永久歯は2〜3年は経過観察しましょう。
けがを防ぐには?
けがは、突然やってきます。
でも、日ごろから気を付けていれば、けがを予防することはできるんです。
例えば…
①転んでも、すぐに手を付けるように、ポケットに手を突っ込まない
②長い棒を振り回さない。(お友達にけがをさせないように)
③自転車で転ばないようにスピードを出さない。雨の日は乗らない
④日ごろからお口を閉じるようにする
⑤お友達とぶつかるスポーツをする時は、マウスピースを使用する
⑥赤ちゃんは滑りやすい靴や靴下をはいた時は、十分に気をつける
特に、ぽかんとお口を開けているお子さんや、上の前歯が出ている(いわゆる出っ歯)ためにお口を閉じられないお子さんは、上の前歯をけがしやすいです。
当院では、定期検診においてお口を閉じるトレーニングをしたり、必要に応じて小児期の矯正治療をご提案したりいたします。
また、スポーツの時に使用するマウスピースも製作いたしますので、ご相談ください。